別れの季節

もう卒業して長くなって

別れの季節なんてなかったのに

別れと出会いを繰り返し

気づけば、この土地に来た時に知り合った人たちは

別の土地へと旅立っていた

その人たちの中でも同志のような人たちが

この土地を去ることになった

ご実家に帰られる

ずっと一緒にいられるとは思っていなくて

あと数年後、彼らはどうするのだろう?と

思っていた

止まってくれるとの期待もあり

でもどこか彼らの新天地が見つかるといいなとの

応援の気持ちもあったけど

その日は突然やってきた

わたしたちもいつまでここにいられるだろうか?

そう思いつつ、見送ることが多くなった中で

その中でもとりわけ寂しい気持ちになった

これまて新しい出会いを喜ぶことも多かったけれど

歳をとったのか

ここでの思い出が増えて重くなったのか

悲しくなった

気づけば先輩方は次のステージへ。

周りは代替わりしている。

今まで自分たちが主役のような気がしていたけど

もう時代は次に向かっている

そんな寂しさなのかもしれない。

アフターコロナの時代の変化に疲れていた気も

していたけど、もう次の若い時代に圧倒されている

のかも。

ちょっと前までは若い時代についていけなくても

なんだか大人の余裕のようなものがあったけど

今はああもう次の時代なのねと

先輩の顔もなく外野の気持ち。

新しい風にワクワクよりも寂しくなったのは

この土地が人生で一番長くなってきたからだろうか。

わたしたち家族も動けるうちに次のステージを

考えないといけないのだろうな。